子宮筋腫の治療について
わたしの子宮筋腫は治療した方が良いかしら?
- 無症状であるが腹壁から触知される大きさで不安を感じている子宮筋腫
- 不妊の原因となるものや妊娠・分娩に悪影響を及ぼす子宮筋腫
- 貧血の原因となる子宮筋腫
- 下腹部痛、背部痛、頻尿などの圧迫による症状を伴う子宮筋腫
- 最近、急速に増大傾向を示す子宮筋腫
(子宮筋腫と診断された約 0.5%に子宮肉腫が見つかる)
治療法の選択は?
1. 薬物療法
代表的なものはGnRHアゴニスト療法
一過性の筋腫縮小効果しかない。但し、術前投与による手術時間の短縮と出血量減少効果はある。
閉経前婦人(50歳前後)には 逃げ込み療法として効果はある。
2. 手術療法
- 妊孕性温存希望あり 子宮鏡手術 腹腔鏡下筋腫核出術 開腹筋腫核出術
- 妊孕性温存希望なし 子宮鏡手術
腟式子宮全摘術
腹腔鏡下子宮腟上部切断術(子宮体部切除術)
腹腔鏡下子宮全摘術
開腹子宮腟上部切断術(子宮体部切除術)
開腹子宮全摘術 - 手術治療の特徴
3. その他 特殊な治療
子宮動脈塞栓術(UAE)、集束超音波治療(FUS)は保険適応なし。妊娠を望む人には適応外。
※ご注意 上記は治療例の一つです。当院では施術しておりませんので、ご了承ください。